Windows 11でNodeMCUをArduino IDEを使って開発するための手順を、初心者にも分かりやすく具体的に解説します。
1. 準備するもの
- NodeMCU (ESP8266) 開発ボード: NodeMCU V2またはV3など。
- Micro USBケーブル: データ転送に対応しているもの。
- Windows 11搭載PC
2. 環境セットアップ手順
ステップ1:Arduino IDEをインストール
- ダウンロード:Arduino公式サイトのソフトウェアダウンロードページにアクセスします。
- インストール:「Windows – Win 10 and newer, 64 bits」を選択してインストーラーをダウンロードし、実行します。特に設定を変更する必要はなく、画面の指示に従ってインストールを完了してください。
ステップ2:ESP8266ボードマネージャの追加
次に、Arduino IDEにNodeMCU(ESP8266)を認識させるための設定を行います。
- Arduino IDEを起動します。
- 設定画面を開く:メニューバーから ファイル > 環境設定 を選択します。
- 追加のボードマネージャURLを入力:「追加のボードマネージャのURL」という入力欄に、以下のURLをコピー&ペーストします。
http://arduino.esp8266.com/stable/package_esp8266com_index.json
すでに他のURLが入力されている場合は、右側のアイコンをクリックして新しい行に追加してください。 - 「OK」をクリックして設定画面を閉じます。
ステップ3:ESP8266ボードライブラリのインストール
追加したURLを元に、NodeMCUのボード情報をインストールします。
- ボードマネージャを開く:メニューバーから ツール > ボード > ボードマネージャ… を選択します。
- ESP8266を検索:ボードマネージャの検索窓に「esp8266」と入力します。
- インストール:検索結果に「esp8266 by ESP8266 Community」が表示されるので、最新バージョンを選択して「インストール」ボタンをクリックします。インストールには数分かかります。
- インストールが完了したら「閉じる」ボタンをクリックします。
ステップ4:ボードとポートの設定
NodeMCUをPCに接続し、Arduino IDEで正しい設定を選択します。
- NodeMCUをPCに接続:Micro USBケーブルでNodeMCUとPCを接続します。
- ボードの選択:メニューバーから ツール > ボード > esp8266 と進み、「NodeMCU 1.0 (ESP-12E Module)」を選択します。(お持ちのボードのバージョンに合わせて選択してください。多くの場合、この設定で動作します。)
- ポートの選択:ツール > シリアルポート を選択し、COM に続くポートを選択します。通常、新しく接続したデバイスのポートが1つだけ表示されます。(例: COM3, COM4 など)⚠️ ポートが表示されない場合NodeMCUがPCに認識されていない可能性があります。これはUSB-シリアル変換チップのドライバがインストールされていないことが原因です。
- デバイスマネージャーで確認:
Windowsキー + Xでメニューを開き、「デバイス マネージャー」を選択します。「ポート (COM & LPT)」の項目に「USB-SERIAL CH340」のようなデバイスが表示されているか確認します。不明なデバイスとして表示されている場合はドライバが必要です。 - ドライバのインストール: [疑わしいリンクは削除されました]などから「CH341SER.EXE」をダウンロードしてインストールし、PCを再起動してから再度ポートの選択を試みてください。
- デバイスマネージャーで確認:
3. ArduinoIDEを使ってみる(Lチカ)
実際にプログラムを書き込んで、NodeMCUが正常に動作するか確認しましょう。ここでは、基板上のLEDを点滅させる「Lチカ」プログラムを実行します。
/*
* NodeMCUの内蔵LEDを1秒ごとに点滅させるスケッチ
*/
void setup() {
// LED_BUILTIN を出力モードに設定します。
// NodeMCUの場合、LED_BUILTINは多くの場合D4ピン(GPIO2)に接続されています。
pinMode(LED_BUILTIN, OUTPUT);
}
void loop() {
digitalWrite(LED_BUILTIN, LOW); // LEDを点灯 (多くのNodeMCUはLOWで点灯)
delay(1000); // 1秒待つ
digitalWrite(LED_BUILTIN, HIGH); // LEDを消灯
delay(1000); // 1秒待つ
}- サンプルコードの入力:Arduino IDEに以下のコードをコピー&ペーストします。
- プログラムの書き込み:IDEの左上にある右矢印のアイコン(→)「マイコンボードに書き込む」ボタンをクリックします。
- 書き込み完了と実行:画面下部のコンソールに「コンパイルが完了しました。」と表示され、その後「マイコンボードに書き込んでいます…」というメッセージに続き、プログレスバーが進みます。「ハードリセットしています…」と表示されれば書き込みは完了です。
書き込みが成功すると、NodeMCUボード上にある青いLEDが1秒ごとにチカチカと点滅を始めます。これで開発環境の構築は完了です!🎉


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